どこかなじみ深い欧州産鳥肉

欧州連合（EU）は、世界有数の鳥肉生産・輸出地域です。ヨーロッパの生産者は、家禽の福祉に配慮した飼育、食品の品質と安全性の統合管理、生産チェーン全体の監督管理を基本として、生産手法を最適化してきました。このため、ヨーロッパ産の鳥肉は世界中で定評があり、その高い品質、確かな安全性、安定した供給を求める顧客は年々増えています。

「ヨーロッパで愛される鳥肉」は、香港と中国本土 、日本の市場に向けて二年間にわたり展開されている広報・販売促進キャンペーンです。主な対象は、輸入業者、販売業者、鳥肉加工業者、卸売業者、流通業者などといった食肉事業者ですが、宿泊・飲食業界、料理長、料理人、業界団体の代表、食品輸入規制当局などにも向けられた内容です。このため、本キャンペーン運営においては、お互いが直接対話できる機会を設けるよう配慮しており、とりわけ大型の見本市への参加（シアル・チャイナ、香港フード・エキスポ、中国国際食肉産業展、スーパーマーケット・トレードショー等）や対象市場から専門家を迎える見学ツアーの実施などに重点を置いています。

本キャンペーンは、EUの助成を受けています。

この一環として、EU産の鳥肉とその加工品の販売促進活動も実施されます。

本キャンペーンを発起したポーランド家禽産業協議会（KRD-IG）は、ワルシャワを拠点とする業界団体として、EU内の家禽飼育業者、および鳥肉、羽毛、羽根の生産業者のまとめ役を務めています。このほかに、農業大学、家禽飼育・鳥肉生産組合、鳥肉加工施設、飼料工場、個別の家禽飼育業者や鳥肉生産業者も加盟しています。

KRD-IGは、2016年から2019年にかけて、中国などで「ヨーロッパで育まれた鳥肉－品質の力」と題した広報・販売促進キャンペーンを実施し、好評を博しました。より詳しくは、こちらのリンク先をご覧ください。